今日も明日も旅立とう

日記などを書きます。

なるほど4点杖

 ここ10年くらいで、先が3つ4つに分かれた杖をよく目にするようになりました。

 主に舗装路や屋内を歩くのであれば、一本足の杖より安定するだろうな、いいアイデアなのに、そういえばなんで昔はなかったんだろうとか思って見ていました。

 この間各種検査のため病院に行ったら、そんな杖を使っている人たちが大勢いました。

 血液を採取してもらうため座って待っていると、私の目の前でとある方が血液採取の机の前に腰掛ける際、杖から手を放しました。しかし、杖は立ったままでした。

 「あっ、そうか!」と思いました。その時初めて4点杖は自立するということに気づきました。便利!

 そんなことも自分は今まで気づいていなかったのか、ということも含めてちょっとした衝撃でした。 

 私は杖は使ったことはありませんが、似たようなものとして傘で考えると、腰掛けるときとか両手を使う必要があるときとか、腕に引っ掛けたりそのへんの引っ掛けられそうなところに引っ掛けたりしなければ倒れてしまいます。そういった時に垂直に地面に立たせて置けるというのはとても楽です。電車の中で座るときとかも、結構安定しないんですよね、傘。

 傘の石突を4本にするのは見た目にはちょっと奇妙なところがあるかもしれませんし、多少重くなるかもしれませんが、もし売っていたら使ってみたいかもしれません。

 今更ながら4点杖の真の実力(?)を知った、そんな日でした。